天真寺通信

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The Buddhism word in my life

(再掲載)
先日ご案内しました子ども家庭教育フォーラムにて開催された「宗教は悩む人々を救い、メンタルヘルス(精神保健)に貢献できるか 」のワークショップが無事に終了しました。私は、話の内容が難しかったかなぁと反省しております。
そこで、さまざまなであいを頂きました。ワークショップの中で、生活の中に仏教の言葉が「人生のスパイスになる」という話題になりました。そこでこれから、印象に残る仏教語を紹介していきたいと思いますので、心の中にメモしてみて下さい。。また、素敵な言葉がありましたら、教えて下さい!!!
昨日の研修会にて、曹洞宗の先生がご紹介下さった言葉です。
□四無量心「慈悲喜捨」
『維摩経』
㊀慈(友愛・与楽)人を幸せにしたいと思う心
㋥悲(同情・抜苦)人の悲しみを己が悲しみとする心
㊂喜(明るさ)人の喜びを共に喜ぶ心
㊃捨(愛憎を超える)人に施したこと、受けが害にこだわらない
□四摂法「布施・愛語・利行・同事」
『正法眼蔵』
㊀布施 必要としている全ての人に対して、教えや財産を施す
㋥愛語 優しい(親愛の)言葉をかけ「愛語は愛心より起こる」
㊂利行 自分の利益を忘れ、謝礼を求めず、人に利益をもたらす
㊃同事 慈悲の心で、人に逆らわず、相手にあわせて行動する
□三心「喜心・老心・大心」
『典座教訓』
㊀喜心 喜んで物事に取り組む心
㋥老心 物を労る心
㊂大心 偏らず、こだわらない心。ゆるしの心。
□春は花 夏ほとどぎす 秋は月 冬雪さえて涼しかりけり
『傘松道詠』
山河大地のありかた 全体の美しさと厳しい事実と、あるがままこそ私の命
□花無心招蝶
花は無心にして蝶を招き
蝶は無心にして花を尋ぬ
花開く時、蝶来る
蝶来る時、花開く
吾もまた人を知らず
人もまた吾を知らず
知らず、帝則に従う
「良寛」
蝶と花は無心の縁で招き、訪ねてであっている。しかも、蝶を待っていたかのように花が開く。人も私もそんな風に、何も計らうわけでもないが、そうなるべき時にそのように出会っている。計らいのない心はないのに自然の摂理・神仏の真理の催しに促されている。

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