天真寺通信

みんなの日曜礼拝

第29回みんなの日曜礼拝

11月23日(日)朝7時~「みんなの日曜礼拝」がつとまりました。今回、初めて調声していただいたのは富山県からお越しの西塔先生。天真寺ではお馴染みです、10年以上にわたって天真寺のおかげさま報恩講にて雅楽演奏をして下さっております。
ご法話の様子
日曜礼拝
茶話会の様子
日曜礼拝
以下の天真寺通信は、西塔さんがアップして下さいました。ご法話「煩悩」についてです。ぜひ、お読み下さいませませ!!!
11月23日(日)の「みんなの日曜礼拝」のお勤めは、
ご和讃 曇鸞讃「決定の信なきゆへに」から六首
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御文章 「一念大利章」 でした。
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ご法話は煩悩について。
日曜礼拝
仏教を勉強すると、あらゆる苦悩の原因が煩悩であることを知らされます。
しかし、その煩悩をなくすことはできません。
なくすどころか、毎日欲と怒りと愚かさで、お祭り騒ぎの生活をしています。
善導大師は「三界の苦楽といふは、苦はすなはち三塗・八苦等、楽はすなはち人天の五欲・放逸・繋縛等の楽なり。これ楽といふといへども、しかもこれ大苦なり。かならずつひに一念真実の楽あることなし。」とおっしゃいます。
つまり、煩悩をいくら満たしても、生老病死の四苦・八苦を解決できない。迷いの世界を抜け出すことができないから、真実の楽しみではない。むしろこれは大きな苦しみなんだ、というのです。
ところが私は、その煩悩を満たすことこそが楽しみであるとすら考えています。
そんな私の煩悩具足のまっただ中に、なもあみだぶつの喚び声となって、煩悩あるがまんまに仏さまを仰い、仏さまの教えを仰ぐ生活を営んでいく。
仏さまにリードされながら生きていく人生が恵まれる。
それこそが、お念仏の道であります。
(崇)
※みんなの日曜礼拝
日曜日朝7時から日曜礼拝がつとめられます。
天真寺住職をはじめ衆徒が輪番制にてお勤めをしております。
毎月第1週の日曜日は、僧籍をお持ちの方、仏道を志している方(例えば、中央仏教学院通信講座を卒業。または、通学している)、天真寺門信徒の方に調声をしていただく参加型の「みんなの日曜礼拝」です。

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