天真寺通信

講演関係

成道会とは???

12月8日築地本願寺にて成道会布教大会が開催され、6年ぶりにご法話のご縁を賜りました。
築地本願寺
この度は、「伝灯奉告法要に向けて」というテーマがありましたので、「御同朋の社会をめざして」という当門様のお言葉を講題にしました。
成道会とは、お釈迦様がおさとりを開かれたことをお祝いする行事です。一般的な読み方だと「せいどうかい」となりますが、「じょうどうえ」と読みます。
「成」の読み方ですが、「せい」と読むのは、漢音読み。7、8世紀、遣唐使らによって伝えられた唐の首都長安の発音です。「じょう」と読むのは、呉音読み。漢音読みが入る前に日本に伝えられていた発音です。お経では、呉音読みが多いです。数年前に、七高僧の曇鸞和尚・道綽禅師・善導大師たちが学ばれた中国の玄中寺を訪れた時。本堂からお経の声が聞こえてきました。「如是我聞 一時仏在舎衛国・・・」信者さんたちがお勤めしていたは、「仏説阿弥陀経」でした。しかも、私達が読んでいる呉音『阿弥陀経』。遠く離れた地で、同じお経の声を聞き、大変感動しました。お釈迦様のみ教えが世界各地の人々の心の拠り処になっているのです。
という導入から、お釈迦様のおさとり「縁起」、禅宗の晋山式、南无阿弥陀仏のみ教え、伝灯奉告法要という流れにてお話しさせて頂きました。
天真寺から婦人会の方々がお聴聞下さりました(感謝!!!)
築地本願寺

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