• 2016/02/11
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五観之偈(食前の言葉)

インターネットをみていると情報があふれている。花園大学の食事五観之偈(歳食儀
)が紹介されていた。
食事五観之偈
食事の言葉
[原文]
一 巧の多少を計り、彼の来処を量る
二 己が徳行の全欠か、多減とを計る
三 心を防ぎ過を離るること、三毒に過ぎず
四 正しく良薬を事とし形苦を済うことを取る
五 道業を成ぜんが為なれば、世報は意に非ず
[現代語訳]
一 この食物が食膳に運ばれるまでには、幾多の人々の労力と神仏の加護によることを思って感謝致します。
二、わたくし共の徳行の足らざるに、この食物を頂くことを過分に思います。
三、この食事にむかって貪る心、厭う心を起こしません。
四、この食物は、天地の生命を宿す良薬と心得て頂きます。
五、この食物は道業を成ぜんが為に頂くことを誓います。
現在の浄土真宗の食前の言葉は、
多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。
となっております。
どちらも、お食事は「食材を食べる」ことではなく「わたしたちのいのちを育ててくださるいのちをいただく」「感謝の心」、そして「生かされているいのち」であることを伝えている。
以前、真言宗の高僧が、「浄土真宗は現代に即してわかりやすくいていいですね、私達も現代に即して伝えるように心がけております」とお話しをしていたことを思い出しました。その時、正直謙虚だなぁと思いました。他を否定するのではなく、他者の目を通して、さらに自らに磨きをかけていく世界観。昔から伝られてきた言葉で語られる食前の言葉、現代人がわかる言葉で表現の食前の言葉、それぞれが輝いて見えました。
もしお寺に行く機会があれば、宗派によって、食前の言葉は違っておりますので、それに注目しながらお食事を頂くことも乙かもしれません。いかがでしょうか?