• 2016/07/01
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東西本願寺の僧侶交流会(西と東の違い)

京都本願寺
先日、築地本願寺にて東西本願寺の若手僧侶の交流会がありました。同じ浄土真宗の宗派に属していても、西本願寺・東本願寺の僧侶間では、交流する機会がありませんでした。
今回は大変貴重な機会であり、千葉県内の東本願寺の僧侶の方々がたくさんいらっしゃっておりました。やはり、千葉県には元々浄土真宗であるという寺院は少なく、多くの東本願寺の僧侶達は都市開教の寺院でした。
その中で話題に上るのは、「東西本願寺の違い」です。
■本願寺8世蓮如上人が著したお手紙の読み方
・本願寺派「御文章」大谷派「御文」
■日常のお勤めする「正信念仏偈」を読むときの節が違う
■仏壇のお荘厳の燭台(ロウソク立て)
本願寺派「銅に漆塗りの宣徳製の燭台」
大谷派「亀の背中に乗った鶴が口に蓮軸をくわえた姿の鶴亀燭台」
■お焼香の回数
本願寺派「一回」大谷派「二回」
■本願寺と東本願寺の違い
①御影堂と阿弥陀堂の位置が違う
②柱の形
・本願寺派「丸柱」大谷派「四角柱」
③庭園
・本願寺派「庭園」大谷派「白州にはなにもない」
④ご本堂
・本願寺派「金色」大谷派「黒色」
⑤畳の向き
そして、
「南无阿弥陀仏」のお念仏を称える時、
本願寺派では「なもあみだぶつ」大谷派「なむあみだぶつ」と称えます。
以前、書誌学の先生にお伺いしました。
一般に、仏教では「南無大師金剛遍照」というように「ナム」と読むことが一般的といいます。
宗祖は、一般的な「南無」の意味と違うという意味合いを際立たせるために、「南无阿弥陀仏」と書かれ、「無」でなく「无」の文字を用いています。
さらに、その左訓には「なもあみだぶつ」とつけています。(例外が『西方指南鈔』の2ヶ所)
そのため、「无」の字を用いるときは「も」、「無」の時には「む」と読みます。
その他にも、言葉の発音でいえば「善悪」の読み方も違います。
昔は「ん」を「m」「n」と両者を混同して活用していました。
本願寺派は「m」をとり 「zenmaku(ぜんまく)」
大谷派は「n」をとり「zennaku(ぜんなく)」と読むようになった。
これらは、本願寺の東西分派の時、「西」「東」の違いを出すために、が生まれてきました。
けれども、どちらも親鸞聖人を開祖として、選択本願念仏のみ教えを頂く身であります。
細々とした点は、たくさんの違いがありますが、本質的な教えに関しては、受け取り方の違いはあるが、変わらないと思います。
戦国時代1593年頃の東西分派から400年以上が経過して、東西本願寺の僧侶達による語り合い、研鑽できることには、嬉しく思いました。
今後とも、東西本願寺にて交流をしながら、千葉の地における念仏繁昌をしていけるようにともに研鑽できればと思います(^_^)